突然ですが、GoProを購入した皆さん。
その後、意気揚々とスキー場で撮影をしてみて、こんなことを思ったことありませんか?
何これ!?すごい広角で撮れる!
すごいすごい!これで滑ってるところ撮影したらカッコいい映像が撮れるに違いない!
ん?でもこれってどうやって撮るんだ?手で持つの?
付属のアクセサリーって、これ(フロートグリップ、Shorty)で撮るの?
片手で撮影して落としたらどうしよう…まあ撮ってみるか…
うーん、なんか違う。もっとこう
そう、こんなイメージで撮りたかったんだけどな…
GoProを購入してみたは良いものの、どう撮影して良いのか分からず消化不良な状態が続いていました。
今回はそんなGoPro初心者の方々に向けて、ゲレンデでカッコいい映像を撮影するためのポイントをご紹介します。
・とりあえずGoPro買えば良い映像が撮れるはず!楽しみ!
・GoPro単体では良い映像は撮れない。アクセサリーとマウントが超重要!
これがこの記事で伝えたい結論になります。
それでは早速、具体的にお話していきます。
ぜひ、役に立ったと思ったらコメントやSNSで拡散していただけますと嬉しいです!
この記事をご覧の方は既にGoProを購入されている可能性が高いのですが、念の為お得な購入方法をお伝えします。
(すでにGoPro持ってるよ!という方は、こちらまで読み飛ばしていただいてOKです。)
GoProの特徴
GoProは2002年にアメリカで設立された企業が開発しているウェアラブルカメラ(アクションカメラとも言われる)のことです。
ウェアラブル(訳:身に着けられる)というくらいですので、主にスポーツ愛好家や探検家に向けて開発されたカメラで、ハンディカムとは違って、手で持つ必要がない(=ハンズフリー)、軽量で小型、防水・防塵性能が高く頑丈、といった特徴を持っています。
ハンディカムとウェアラブルカメラの違い
ゲレンデ愛好家の皆様からも良く、ハンディカムとウェアラブルカメラ、どちらを買うべきかといった質問を受けるのですが、主に以下のような特徴の違いがあります。
- 本体が大きく、重量もウェアラブルカメラに比べると若干重い
- バッテリー容量が多く、長時間の撮影が可能
- Wi-Fi経由で動画をスマホに転送するといった便利な機能が使える
- 手で持って撮影するため片手が塞がれ、同時に他の作業がしづらい
- 手で持っているため撮影しながらズームイン、ズームアウトがしやすい
- 自分の子どもが滑っている様子を撮影したい
- インストラクターをしていて、生徒の滑る様子を記録したい
- 頂上や絶景ポイントで板を外し、じっくり撮影をしたい
- 本体が小さく、軽量かつ頑丈なので撮影時に邪魔にならない
- バッテリー容量が少ないため、長時間の撮影には不向き
- バッテリー消費が大きいWi-Fiは使用せず、データ転送はSDカード経由が基本
- 拡張性が高く、様々なシーンに合わせたマウントや高性能なレンズもある
- 自分自身が滑っている様子を撮影したい
- 友達と一緒に滑りながら相手を撮影したい
- 車載カメラのように、滑りながら目の前の景色を撮影したい
- 滑ることに集中したいのでカメラを持ちたくない
なんとなく、ハンディカムとウェアラブルカメラの違いが伝わりましたでしょうか?
基本的にスキーヤーとボーダーはウェアラブルカメラを買っておけばいいと思っているのですが(笑)、実はハンディカムの方が適しているというケースもあるので注意が必要です。
ハンディカムでオススメのカメラ
ハンディカムであれば圧倒的にSONYをオススメします。
手ブレ補正や、映像美が圧倒的、かつハンディカムの中でも小型で軽量ですので、少し高いですが長い目で見るとSONY一択といえます。
HD画質であれば全3モデル中の真ん中のグレードに位置するHDR-CX680がオススメ。
4K画質であれば4モデルの中の最下位グレードであるAX-45で十分です。
どちらもWi-Fiで動画を転送することができ、ゲレンデで直接スマホに撮影データを転送することが可能です。
GoProでもWi-Fiの転送機能はあるのですが、転送速度には雲泥の違いがあります。
というか、GoProの転送機能は使い物にならないレベルですので、正直期待しないほうが良いです笑
ウェアラブルカメラでオススメのカメラ
ウェアラブルカメラを購入したいと思っている方にはGoProをオススメします。
SONYやDJIといった他メーカーからも様々なカメラは出ているのですが、GoProが圧倒的です。
その理由は、アクセサリーやマウントの多さです。
売れ筋のカメラということもあって、GoProの正規アクセサリー以外にも、各メーカーが類似のアクセサリーを販売していることもあり、種類が豊富です。
例えるなら、iPhoneとAndroidみたいなものでしょうか?笑
iPhoneのスマホカバーを始めとするアクセサリーの種類ってAndroidの比ではないと思うんですよね。
似たような話で、GoProとそれ以外では選択肢に大きな違いがあります。
でもGoProって高いんじゃないの…?
ちなみにGoProが高いと思っている方、実はそんなことありません。
これ知らない方が多いので、知っておくだけでかなりお得な情報なのですが、GoProは家電量販店で購入するより、ネットで購入する方が2万円以上安く購入できます。
では、ここからはGoProを購入する方々向けに、同時購入したほうが良いアクセサリーを紹介します。
もったいぶってもアレなので、先に結論から書きますと、同時購入した方が良いアクセサリーは以下のとおりです。
- 128GB以上のSDカード
- バッテリーチャージャー+スペアバッテリー
- シリコンケース+液晶保護フィルム
- カメラケース
※いずれも純正でなくてOKです。
意外と量が多くて皆さん驚かれると思います。
普通は付属品として最初から付いてくるようなものも、GoProの場合は本当に必要最低限のものしか付属しておらず、実際の使用するには不十分です。
SDカード自体は付属品として付いてきますが、容量が32GBしかありません。
32GBでどれくらいの時間撮影ができるのかというと、4Kで1時間弱、1080p(HD)で1時間10分程度です。
解像度 (16:9) | フレーム レート | 32GB 標準ビットレート (時間:分) | 128GB 標準ビットレート (時間:分) |
4K | 60 | 57分 | 3時間 48分 |
1080p | 120 | 57分 | 3時間 48分 |
1080p | 60 | 1時間 14分 | 4時間 56分 |
大体のケースで、ゲレンデで1日滑る時間は長くても4時間程度です。
もちろん、滑っている間すべて撮影を続けることはまずないでしょうから、128GB以上のSDカードがあれば、まず問題ありません。
「付属品として付いている32GBのSDカードがもったいない」という声が聞こえてきそうですが、そちらはぜひ予備のSDカードとして持ち運ぶようにしましょう。
突然、SDカードにエラーが出て使い物にならなくなってしまうときがありますので、そうしたときのスペアとして役に立ちます。
これ、1シーズンに1〜2回は発生するような、案外よくあるケースです(笑)
SDカードと同じくらい重要なのがバッテリーです。
GoProは小型で軽量な分、バッテリーの持ちは悪いので、バッテリー1つで1日耐えきることは、まず不可能です。
1080p(HD)で撮影したとしても2時間は持たないです。
ということは、1日ゲレンデで撮影していると1つのバッテリーは空になるはずです。
画質 | 撮影可能時間 |
4K/60fps | 約 70 分 |
1080p/120fps | 約 100 分 |
1080p/60fps | 約 110 分 |
ちょっと調子が出てきた後半にバッテリーが切れて撮影ができないでは気分も落ち込んでしまいますので、スペアのバッテリーは必須です。
また、GoPro本体の付属品にバッテリーチャージャーは付いていません。基本、このようにカバーを開けてUSB接続をして充電する形になります。
もちろん、これだと1つのバッテリーしか充電できないので、満充電になったらスペアバッテリーに入れ替える必要があります。
この作業を忘れてしまうと、翌日のバッテリーがありませんから、バッテリーチャージャーもしっかり購入しておくことをオススメします。
純正のものは値段が結構するので、サードパーティー製のもので十分です。オススメのブランドの商品をご紹介しておきます。
これは正直、なぜ付属品の中に入っていないのかとツッコミたくなります笑
激しい環境で使われることが想定されているGoProですから、まあ多少の傷が付いてしまうのは仕方がないことですが、それでも大切にしたいですよね。
というわけで、本体ケース(シリコンもしくはプラスチック)と液晶保護フィルムはマストとさせてもらいました。
純正でなければ、そこまで高くないものも多くありますので、GoPro開封とともに付けることをオススメいたします!
これまでにご紹介してきた様々なアクセサリーをまとめるカメラケースも購入必須です。
ただ、この次に説明するスキーヤー・ボーダー向けのマウントのどれを購入するかを検討してからカメラケースを決定されることをオススメします。
GoProあるあるの一つとして、ケースが無かったり、複数のケースに分けて保管していると、いざゲレンデに着いて撮影を始める前に、
あ、アレ家に忘れてきた!?
となってしまいます。
そんな日に限って天気が良くて撮影日和だったりするもの…😢😢
そうした悲劇を生まないためにも、一つのケースにまとめられるよう、必要なマウントの大きさ等も考慮して購入することが重要です。
今回はこの記事を読んでアクセサリーを揃える方向けに私が使用しているケースをご紹介します。
ちなみに以下のような仕切りがしっかりしているものは、持ち運びしても本体やアクセサリーが動かないのがメリットですが、色々なアクセサリーを揃えることを考えると、形に合わないものも出てくるので個人的にはあまりオススメしません…。
ここまでご紹介したのはあくまで最低限必要なアクセサリーでした。
次はスキーヤー・ボーダー向けのオススメのマウントをご紹介していきます。
記事の冒頭でも触れましたが、GoProの最大のメリットは多種多様なマウントがあるということです。
その一方で、あまりの種類の多さに何を買ったら良いのか分からない人がほとんどだと思います。
正直、本体だけで撮影できるのにマウントに更にお金を使うのはちょっと…
よ〜〜く分かりますよ!その気持ち(笑)
ただ、マウントがあるかどうかで撮影の質は全然変わります。
実際の撮影データも一緒にご紹介しますので、気になるマウントはぜひ購入してみてください。
GoProが開発した最強のマウントのひとつでしょう。
3脚、自撮り棒、延長アームの3通りの使い方ができるマウントで、幅広いユーザーや利用シーンに対応しています。
別でそれぞれのマウントを持っている方はわざわざ新調する必要はありませんが、GoPro初心者の方はひとつ持っておいて損はありません。
- 滑りながら自撮り
- キッズパークでお子さんの撮影をしたい時
ちなみに、GoPro純正ではなく、サードパーティ製のものでも全く問題ありません。
純正だと8,000円以上しますが、Amazonなどで探せば2,000円~3,000円程度であります。
その中でもオススメのブランドはActyGo(日本の会社なので安心)です。
次にオススメしたいのがヘルメットに装着するマウントです。
もちろんヘルメットを普段から着用されている方向けのマウントになりますが、なんといっても手ぶらで撮影できてしまうのが超魅力的です。
GoProは本体上部の撮影ボタンを押せば、電源がオフの状態でも2〜3秒という速さで速攻起動して撮影を開始してくれます。
ヘルメットに装着していても撮影ボタンを押すのは容易ですので、滑ることに集中しながら撮影もできちゃうすぐれものです。
ちなみに、本格的なマウントでなくても、粘着テープで止めるタイプのマウントも存在します。
こちらもヘルメットに貼ることを想定して作られているので、少し湾曲しており、ヘルメットに密着させることができます。粘着力も全く問題ないです。
実際に私のヘルメットに3シーズン前から装着しているマウントも未だにしっかり付いていますので、ご安心を!
ただ、欠点があるとすれば、頭上にカメラを装着しているため撮影している映像自体を確認することができず、撮影の設定を変更することも難しいです。
電子音があるので「ピピッ」と鳴れば撮影が始まった事自体は分かるのですが、たまに「あれ、今音出てたかな?」「ん、今って撮影止めてるんだけ?」といった迷いが生じます笑
こうしたストレスを感じないためにも、Remoteという別マウントを購入することでリストバンドのように、腕に付けたリモコンでGoProを操作することができるようになります。
こちらはスキーヤー向けのマウントになります。
スキーのストックの先端に取り付けられるようになっており、そのままストックを自撮り棒のように使って撮影をすることができます。
3-wayでも自撮り棒として使えますが、ストックを利用することで手持ちのマウントがコンパクトになりますし、ストックのほうが通常の自撮り棒よりも長いため、距離を稼ぐことができます。
最後は少し上級編になるのですが、レンズについても紹介します。
え、GoProのレンズって変えられるの?
そう思っている皆様。安心してください。私も最初は同じ考えでした笑
明らかに固定されている感が満載のレンズですから、拡張のしようがないだろうと思いがちですが、実際に純正やサードパーティ製のレンズがいくつか販売されています。
レンズに関してはこだわりだすとキリが無いので、ここでは超初心者向けに、間違いないレンズを一つだけ紹介します。
こちらがMaxレンズモジュラーと呼ばれる拡張レンズになります。
GoProはレンズが飛び出ていないですが、この飛び出ている部分が拡張レンズの部分ですね。
お値段は1万2,000円ほどと、安くはないのですが、GoProを別のカメラに変えてしまうほどのヤバい機能を搭載しています。
そのヤバい機能とは、
「360°一回転しても、全くブレずに水平を維持して撮影できる」
というものです。
ん、どういうこと?
という方が大半だと思いますので、とにかく以下の動画を見てみてください。
すごくないですか!?
これをつけていれば全く動画ブレを気にせず、もっと言えばどこまで傾けて良いかも全く気にせずに動画を撮影することができます。
原理を知りたい方はこちらの動画を見てみてください。
(知らなくても使えるので興味がある方だけで大丈夫です笑)
いやぁ、でも滑ってて一回転することないしなぁ…
その気持ちも分かります!オリンピック選手でもない限り一回転はしないですよね😂
が、実は一回転しないような人でも、このカメラには大きな魅力があります。
実はGoProは手ブレをほとんど感じさせないほどの高精度な手ブレ補正機能があるのですが、これは広角にしてしまうと、その補正力が落ちてしまいます。
ですが、このレンズを付けていると、高精度な補正を維持したまま、超広角で撮影を行うことができます。
これは実際に撮影してみるとよく分かりますので、GoPro購入と同時ではなく、何回か実際に撮影をしてみた上で、必要かどうか検討することをオススメします。
すでに何回か撮影をされている方は、実際に広角の撮れる画角の魅力を理解されているはずです。その広角で全く手ブレがない動画が撮れるとしたら…?超魅力的ですよね!
いかがでしたでしょうか?
私もGoProを購入した当初は高い買い物をしたと思って、アクセサリーやマウントの購入は控えていました。
ですが、一度マウントの良さを知ってしまうと、コレ無しではGoProとは言えないと思えるほどに欠かせない存在になるものです。
ぜひ皆さんも興味あるマウントから購入を検討してみてくださいね♪
この記事が気に入ったらSNSなどで拡散いただけますと泣いて喜びます😭
他にもオススメのマウントがあればコメントで教えて下さいね🙌